テルペンとは何でしょうか。CBDについて興味を持った皆さんもそこかしこで耳にする言葉ではないでしょうか
CBDの効果を高めるテルペンについて知ることで、商品の見方も一層変わってくるはずですよ!
テルペンとは?
テルペン とは植物が生み出す化合物の一種です。
実はみなさんの日常生活にもありふれている成分なんです。例えば、花の香りや果物の香り、香水やフレグランスの香りなど。。
大体はあってますよ!覚えておいてほしいのは植物の種類に応じて固有の成分があるということです。
それに加えて抗酸化や抗炎症等の内部的効力ももっています。では「大麻」がもつ具体的なテルペンを紹介していきましょう
テルペンが生み出す効果 「エントラージュ効果」
テルペンは単独で作用することもできる成分ですが、より理解を深めるためにはエントラージュ効果について知っておくことが重要です。
一言でいえば「相乗効果」です
CBDやTHCなどの大麻に含まれる成分が、テルペンと同時に摂取されることで相乗効果を発生し、全体としての効力を高めることが期待できます
大麻に含まれるテルペン
ざっくりとしたテルペンの働きがわかったところで、実際に大麻に含まれる成分を一つずつ解説していきます
ミルセン(Myrcene)
下痢や高血圧、さらには糖尿病の治療に伝統医学で使用されているブラジルの低木、Myrcia sphaerocarpaにちなんで名付けられた成分となります。ミルセンには鎮静効果があり、大麻のほとんどの品種、ホップ、マンゴー、レモングラス、バジルなどに含まれている。
β-カリオフィレン
ブラックペッパーの独特の香りは、このテルペンによるもので、大麻のほとんどの品種に含まれています。最近の研究では体内にてカンナビノイド受容体2(CB2)とともに相乗効果を生み出すことが明らかになり、痛みや炎症を抑える効果があることが分かっています・
α-フムレン
こちらはフルーティーな香りのするテルペンで、ホップ、セージ、高麗人参にも含まれています。主な効果としては抗炎症作用があります。また、食欲を抑える効果があることも広く知られています
リモネン
主に柑橘類の果皮に含まれ、食品、香水、家庭用洗剤など多くの製品にレモンのような香りを加えるために使用されます。殺虫剤や虫よけに使われることも多いですね。2020年4月にAdvances in Experimental Medicine and Biology誌に掲載された研究では、リモネンには抗不安作用もあるとされています。
リナロール
ラベンダーの香りを形成しているテルペンで、シナモンやコリアンダーなどの香辛料にも含まれています。鎮静作用やリラックス効果があり、抗痙攣作用もあるため、発作の予防にも役立ちます。
ピネン
松葉や多くの柑橘類に含まれています。2019年にBiomolecules誌に掲載された研究によると、ピネンは、がん細胞を抑制するとして漢方薬などで人気があります。また、抗炎症作用もあるとされています。
CBD商品を選ぶ際はテルペンを含むものを!
実はこのテルペン、すべてのCBD商品に含まれるわけではありません!
キーワードは 「アイソレート」 「フルスペクトラム」です
アイソレートとフルスペクトラム の違い
簡単に示すと以下の通りとなります、
アイソレート:植物から抽出した他の成分を一切含まない最も純粋なCBDのこと。CBDしか含まれていない
フルスペクトラム:植物全体に含まれる天然の化学物質をすべて含んでおり、他のさまざまなカンナビノイド、エッセンシャルオイル、テルペンなどが含まれている。
まとめ
以上、テルペンについて紹介させていただきました。