CBD(カンナビジオール)は安全?危険性を7つの項目で徹底解説

生活習慣の改善や気持ちをリラックスさせる効果が期待できるCBD(カンナビジオール)。

日頃の運動不足による肥満や、睡眠の質の改善にも役に立つと言われており、進んで利用したいと思う方は多いのではないでしょうか。

結論から言うとCBDで合法的且つ安全な物質です。しかし利用するに当たって注意点や危険性を理解しておく必要もあります。

そこで本記事では、CBD(カンナビジオール)の危険性について7つの項目で解説していきます。

この記事を読むことで、あなたの疑問を解決することができますよ。

目次
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CBDとは

CBDとは大麻由来の成分で、カンナビノイドという物質のことです。今、体の健康を促進するのではないかと注目を集めています。

CBDはリラックス効果を始め、睡眠の質の向上、鬱やてんかんなどの症状を良くする効果もあるとされています。

大麻由来というと、日本の法律で罰せられるような気がしますが、CBD自体は、罰則外になりますので、その点に関しては問題ありません。

CBDの危険性その①:THCが含有されている場合がある

大麻の有効成分には大きく分けて2種類あります。それは、THC(テトラヒドロカンナバノール)とCBDです。このうちTHCを含んだ物質を所持、または使用すると、大麻取締法で規制されている為罰則を受けます

大麻を単純に所持していた場合、5年以下の懲役刑が定められており、懲役刑よりも軽い刑である罰金刑は適用されません。

また、大麻を営利目的で所持していた場合、200万円以下の罰金と7年以下の懲役刑が科せられます。

このように、THCが含まれている場合、日本では大麻取締法によって罰則を科せられる危険性があることを念頭に置いておく必要があります。

CBDの危険性その②:CBDを摂取すると副作用が発生すること

個人によって症状が変わりますが、CBDを服用すると、下痢、強い眠気、食欲減退、イライラ感、頭痛が発生する危険を孕んでいます。

これらの症状がどの程度の度合いで発症するかは、他人それぞれなので、参考程度に示すことしかできませんが、どんな優れた薬でも副作用が必ずあるように、CBDも何かしらの副作用があることを頭の片隅に覚えておきながら利用する必要があるでしょう。

さらに、これも個人差はありますが、アレルギーを発症する危険性もはらんでいます。品質が悪いCBDおよびCBDオイルには、アレルゲンとなる花粉を含んでいるものがあったりしますし、アレルギー反応そのもを引き起こすヒスタミンが含有されている場合もあります。

もし、これらの副作用が強く出た場合には直ちに服用をやめ、身体の様子をみることが重要でしょう。もし症状が治まらない、あるいは悪化していく場合は、病院で診てもらうことも必要になります。

CBDの危険性その③:他の薬との相互作用があること

何か病気にかかっていて、医者から処方されている薬がある場合には、CBDを利用することは避けた方が良いかもしれません。それは、CBDと処方薬との相性が悪いことが考えられるからです。

CBDとの相性が悪い薬品としては、ステロイド、抗生物質、抗てんかん剤、抗ヒスタミン剤、抗うつ薬、免疫抑制剤、抗不整脈薬などが該当します。

そのため、持病をお持ちの方が、何がしかの薬を日頃服用している場合、CBDを利用したいのであれば、お医者さんと相談してから、CBDの摂取するのが良いでしょう。

CBDの危険性その④:肝臓へのダメージがあること

CBDの多量摂取は肝臓機能にダメージを与える可能性が高いことが分かっています。これはマウスへの投与実験で証明さています。

CBDの適量投与量は、1日0.5mm/kg~20mm/kg程度の少量とされていますが、このマウス実験では、8週間に渡って、その適用投与量の約10倍程度の投与を行ったそうです。

その結果、ALTやAST、総ビリルビン値と呼ばれる物性値が上昇しました。これらの数値の上昇は、急性肝炎になったことを示しています。

つまり、CBDを適量とされている数値以上の投与を続けていると、肝炎になる可能性が高く、肝機能へのダメージが避けられないことになります。

CBDでの効果が認められるているとは言え、1日0.5mm/kg~20mm/kg程度以上の投与続けることは身体的に害があるということです。

CBDの危険性その⑤:不純物が含まれている可能性がある

CBDは不純物が含まれていることが否めません。これは、本来のCBDの量に対して、不純物を混ぜる事で、かさ増ししていることが考えられるからです。

製品のラベルに記載されている成分内容をきちんと確認してから購入しましょう。もし、成分表示やラベルの記載内容に違和感を感じるようであれば、粗悪品である可能性が高く、摂取すれば体に害を引き起こすかもしれないので、購入することは控えましょう。

CBDの危険性その⑥:食べもとの組み合わせに配慮しなければならない

CBDと合せて摂取してはいけない食品の1つにグレープフルーツがあります。

グレープフルーツには肝臓の解毒作用を阻害する作用があることが判明しています。したがって、CBDの肝機能への作用と相まって、体に悪影響を及ぼすことが考えられます。

また、アルコールとの併用も避けた方が良いでしょう。アルコールは肝臓で分解されるため、肝臓に負担がかかるからです。

お酒を飲みながら、気持ちをリラックスさせるためにCBDを服用すれば、それはそれは心地よい気分になるのかもしれませんが、CBDによる肝臓への負担と、アルコールを分解するための負担がダブルで肝臓をいじめてしまうため、CBDとアルコールを併用することはおすすめできません。

CBDの危険性その⑦:CBDの純度が低いと体へ悪影響がある

1986年にインターナショナル・ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス誌に発表された研究では、人体にCBDがどのような悪影響があるかが掲載されました。

その記事には、パーキンソン病の症状が悪化したケースが掲載されていたのです。

この研究では、ジストニー運動障害(筋肉のけいれんと、その他の身体的な制御不能な挙動を発生してしまう障害)と呼ばれる病を患っている患者5人に対して、CBDを投与した場合、試験者2人については、パーキンソン病を発症し、その症状が進行してしまったことが分かったのです。

研究当初は、CBDの投与によって、ジストニー障害の症状が改善されたように見られたのですが、最終的にはパーキンソン病の進行を助長してしまった結果に終わりました。

この研究の他にも、下痢のような消化器官の不全が続いたり、あるいは2~3週間CBDを使用し続けた結果、頭痛が悪化した事例も報告されています。

このように、CBDの使用は健康を害する場合もあることを考慮しなくてはなりません。

ただ、このように体に悪影響がでるのは、CBDの純度が低いことが原因である可能性が高く、純度の高いCBDを利用した場合は、副作用が少ないことが分かっています。

つまり、きちんとした品質管理が施されているCBDを利用することが重要だということです。

残念ながら、CBD市場ではまだ高品質のCBDが多くは出回っておらず、低品質なCBDも多いようです。

とくに、日本では高品質なCBDがまだ手に入りにくく、きちんと成分表記や商品の説明ラベルを確認して購入しないと品質の高いCBDを手に入れることができないのが現状です。

まとめ

CBDはきちんと特徴や効能を理解して使用する分には、心身の健康を維持し、充実した生活を営むことに、一役買う事ができると思います。

しかし、自身の体への適正や、その他の薬との相性を考えずに服用を続ければ、健康を害することにしかならず、健康を維持するのは大変難しいでしょう。

CBDを利用する時は、かかりつけのお医者さんと相談してから始めること、高純度のCBDを服用することが、大切なのではと考えます。

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