- ボングってジョイントで吸うのと何が違うの?
- どれを選んだらいいの?
こんな疑問に答えます。
ボングとは
ボングはタバコやマリファナを吸うために使用される器具の名前です。
ボングの語源は、タイ語のBuang(ブアン)にあり、喫煙に使う同様の器具を指すとされる。極東やアフリカの多くの国では、何世紀にもわたって喫煙にボングが使用されてきました。
ボングとシーシャの違いは?フーカーってのも聞いたことがあるけど・・
“ボング” と “シーシャ” は、それぞれタバコやマリファナを吸うための器具です。
ボングは、カラフルで見た目が風変わりをしていますが、構造は至ってシンプル。反対に、シーシャは構造が複雑で主にタバコを吸うのに使用されます。
ボング(Bong) | シーシャ(Shisha) | |
---|---|---|
発祥地 | 紀元前400年頃 | インド北部、(パキスタンとの国境に近いラージャスターン州とグジャラート州) |
見た目 | カラフルで単純な構造 | クラシカルな見た目、構造も複雑 |
使用用途 | 主に大麻を吸うために使われることが多い | 水タバコを吸う |
ボングの使い方
- ボングをセッティングする
- ボングを使うには、まず水を用意します。水は、ボング内でタバコやマリファナの煙をフィルターするために使用します。
- ボングに十分に水を注ぎます。
- ボングにタバコやマリファナを詰めます。マリファナは、乾いたバッズを使用することが多いですが、液体状のものもあります。
- 吸引する
- 着火部に火をあて、ボング内に煙が充満するまで吸い込みます。
- 煙を吸い込むと同時に、吸い込んだ煙が水で濾過されます。
- 深呼吸するように肺に満たされたのを確認したら、キャブを離すか、スライドを引き出して残りの煙も吸引してしまいましょう。
- ゆっくりと鼻から煙を吐き出し、余韻を楽しみます。
ボングの効き目は?ジョイントを吸うのと違いはあるの?
ボングを吸うことはそれほど複雑ではありませんが、ボングを吸ったことがない人にとっては、どのように吸えばいいのかわからないですし、大層なものに見えて手を出しづらいですよね。
普通にジョイントで吸うのとそんなに違いがあるのか?と考える方も多いことと思います。
一度体感した人が言うに、ボングの吸引は、ジョイントの吸引とは明らかに異なります。ボングでは吸うときだけに煙が発生するため、ジョイントよりも圧倒的に効率がよいです。
「タバコと混ぜずに、最大効率で煙を無駄にせず効果を体感できる」が最大の魅力となりますが、
このほかにも、喫煙時間、水による煙のろ過、吸う葉っぱの量など、ジョイントとボングの効果の違いをもたらす要因は様々挙げられます。
ジョイントと比べたボングのメリット
無駄なくバッズを吸うことができる
最大の利点は、同じ量の葉っぱで、よりハイになれることです。煙の量が少ないので、カンナビノイドがより多く、より効果的に血中に到達し、よりハイになれるとういわけです。
例えば、通常1本のジョイントで0.5グラムの葉っぱを使うとして、0.2グラムのボングで吸えば、同じようにハイになります。
仮に1g5000円だとすると、ジョイントを吸う代わりにボンベで吸うたびに1500円節約できることになります。年間で考えるとかなりお得といえますね。
むせずに煙を深く吸い込むことができる(ハイになりやすい)
ボングのもう一つの大きな利点は、煙を水で濾過することです。煙が肺に吸い込まれるに、水の層を通過します。
これにより、
- 煙が冷やされるため、むせずにたっぷりと煙を吸い込むことができる
- 水中で有害な成分が濾過される
といった嬉しい効果を得ることができます。
ボングと比べたジョイントのメリット
手軽に吸える
ジョイント大麻を吸うのに最も簡単で、オーソドックスな方法です。パイプやボンベ、ヴェポライザーといった特別なものは必要なく、必要なのはローリングペーパーとフィルターチップ、そして少しの葉っぱだけ。
ボングをポケットに入れて一日中持ち歩くことはできませんが、これなら基本的にどこでも巻いて火をつけることができます。
ボングの素材
ボングは、様々な素材から作られています。それぞれの素材には、メリットやデメリットがあります。以下に、代表的な素材のメリットやデメリットを紹介します。
ガラス
ボングの素材の代表格です。ガラス素材はそれ自体に、においがありません。そのため、古くより食品、飲料、薬、ハーブなど、あらゆるものの容器として使われてきました。また、他の素材に比べて熱を伝えにくく、手になじむの特徴です。
シリコン
お手頃な値段で軽く、扱いやすいことから初心者から中級者まで人気のある素材です。
シリコンの最大の特長は、そのニュートラルな味わいです。シリコンボングは調理器具と同じ食品グレードの材料から作られているため、火の近くで使用しても安全で、不快な臭いを発しないことも意味しています。
アクリル
アクリルは、プレキシガラスとも呼ばれ、ガラスの代替品としてよく使用されるプラスチックの一種です。値段も安く、様々のデザインのものがある点が魅力となります。
比較的丈夫で重さもあまりないので、旅行に持っていったり、パーティにも最適と言えます。
セラミック
セラミックから作られたボングは、ガラスとアクリルの中間のような特徴があります。
値段も手頃ですし、軽さやデザイン性、においてコストパフォーマンスが高い素材です。
ボングの各パーツの名称
ボウルピース
ボウルは、グラインダーを通した後の葉っぱを詰める場所です。
形や大きさにも種類がありますが、基本的には、底に穴のあいたくぼみを持ったもので使用方法や効果にはほとんど違いはありません。
アッシュキャッチャー
ボウルから出た灰の受け皿がアッシュキャッチャーです。
中には、煙をろ過して冷却するパーコレーターを内蔵しているものもあります。
ジョイント
ボングのダウンステムを収める部分をジョイントと呼びます。これはダウンステムとはセットで、ダウンステムの先端には必ずジョイントがあります。
一般的に3つのサイズがあります。10mm、14mm、18mmサイズの穴があります。また、「オス」「メス」の区分もあるため、単体で購入する場合は気をつけましょう。
ダウンステム
ボングの構造上、最も重要な部品のひとつが、ダウンステムです。ダウンステムは、ボングのメインチャンバーにあるボウルと水の間の橋渡しをするものです。
様々な素材・複雑な構造をしたものがあるため、玄人の方は最もこだわる部分となります。
パーコレータースプラッシュガード
スプラッシュガードとは、水滴がマウスピースを通過するのを防ぐためのもので、水滴が上向きに噴出するタイプのボングに多く見られます。
ボングの中には、ネックを曲げることでスプラッシュガードの役割を果たし、マウスピースから水が上がってきにくくなるものもあります。
マウスピース
ボングから吸引する際に吸口となるものがマウスピースです。
現在では、猫背にならずに吸引できるよう、マウスピースに角度をつけたベントネックボングも人気です。
ボングのタイプ
さて、ここまででボングの素材について説明してきましたが、次はボングのデザインについてです。
奇抜なデザインのものから、クラシカルで実用的なものまで、文字通り何千ものユニークなデザインが存在します。カスタムメイドの吹きガラスや複雑な色合いのものから、シンプルなものまで、選択肢は限りなく広がっています。
直管ボング
直管ボングは、購入可能なボングの中で最も「基本的」なタイプです。シンプルで使いやすいので、ボングで喫煙するのが初めての方におすすめです。
ボングの管が真っ直ぐに作られているのみで構造もシンプルなため、故障も少なく、手入れも簡単に行えます。
キャブレターボング
ボングの管に穴が開いていれば、それはキャブレター式ボングです。穴があることではるかに強烈なヒットを感じるとの声が多いです。
ビーカー型ボング
ビーカー型ボングは、直管型ボングと似ていますが、底面がビーカーのように円錐形にとなっているの特徴です。
ビーカー型ボングは、直管型ボングに比べて底面が大きいので安定性があります。また煙も多く出るメリットもあります。
吸い方は同じで、水と大麻を入れ、火をつければOKです。
丸底ボング
ボングの底が球体状になっているボングを指します。
直管ボングより安定性が高いですが、ビーカーボングより平面が小さいためやや劣ります。
直管型、ビーカー型、丸型、どの形状でも基本的な使い方も機能もほぼ同じであると考えてよいでしょう。
マルチチャンバーボング
マルチチャンバーボングとは、直管が2つのチャンバーに分離され、チューブまたは第3のチャンバーで接続されています。上段と下段のチャンバーには水が入るので、煙は2回ろ過されます。
このため、直管式やビーカー式よりずっと吸いやすい澄んだ煙を堪能することができます。
構造が複雑で製造がより困難なため、値段は高くなる傾向にあります。手入れも少々手間がかかるため上級者向けといえるでしょう。
パーコレーターボング
パーコレーターを内蔵しているボングのことです。パーコレーターとは、水を通過する前に煙を拡散させ、ボングの中で泡を発生させるパーツを指します。
マルチチャンバーボング同様値段が高くなりやすく、大麻を吸う際にはパーコレーターでTHCが一部失われると行ったデメリットがあります。
バケツ型グラビティボング
グラビティボングは、水が密閉された空間から出るときに残る真空を利用しています。
グラビティボングにはバケツ型とウォーターフォール型の2種類があります。
バケツ型は、ペットボトルと水を張ったバケツを使用して簡単に作ることができますが、あくまで簡易的なものとなります。
ボトルを組み立て、梱包したら、キャップの中の葉っぱに火をつけて、ゆっくりと水からボトルを引き上げます。ボトルを引き上げると、水の上の密閉された空間が真空になり、煙がボトルの中に引き込まれます。ボトル内に煙が充満したら、キャップを外し、中身を吸い込むといった仕組みです。
ウォーターフォールグラヴィティボング
ウォーターフォールグラビティボングは、バケツ型のグラビティボングと似ていますが、ボトルを引き上げて真空状態にするのではなく、底部から水を排出する構造となります。
バケツ型グラビティボングと同様に、ウォーターフォール型のグラビティボングも家庭にある材料で作ることができますが、定期的に使用したい場合は、専用肉られた市販品を利用したほうがよいでしょう。
バブラー
バブラーとは、水パイプの一種で、ボングを小型化し持ち運びしやすくしたものです。 もちろん、パーコレーターやチャンバーを備えているため煙の濾過を始め、ボングの機能は備わっています。
【厳選3点】おすすめのボング、エントリモデルからアイスボングまで紹介SUNAKIN
RORA Irregular llumination Bongs
まずはスタンダードな直感ボングを、手頃に試したいという方におすすめのガラスボング。
【SUNAKIN】ポータルポータルボング
普段は目立たないところにしまっておきたい。出先で友人と使いたい、という方におすすめのポータブルタイプのボングです。
【Jackal】アイスボング
最後にアイスボングです。アイスボングは煙を冷却することで更に吸い心地を良くする機能を持ったボングです。
コスパよくアイスボングを試してみたい方におすすめです。
よくある質問
Gudugudaa、Chillim、Nargileも全部シーシャのこと?違いはあるの?
基本的に一緒ですが、地域によって呼び名が異なります。
モルディブではGudugudaa、アフガニスタンではChillim、シリア、イラク、ウズベキスタンなど多くの国ではNargileと呼ばれています。
ボングの手入れ方法は?どうやって洗えばいい?
週に一度程度でアルコールと粗塩を入れ、振って内側にこびりついた樹脂落とすぐらいで十分です。
アルコールではなく酢を使ったり、粗塩の代わりに乾燥した玄米を使ったりと、他にもいろいろな方法があります。また、ペーパータオルを割り箸に巻きつけて拭き取る方法もあります。
まとめ
ボングについての記事は以上です。